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テディベアの誕生 〜ドイツ
テディベアの発祥はドイツだよという説はこんなことからきています。
南ドイツの山間部に位置するギンゲンという小さな田舎町に
シュタイフ社があります。
創業者はマルガレーテ・シュタイフという女性です。
シュタイフ社は1880年「フエルト・メール・オーダー・カンパニー」という
フエルト専門店から始まります。
象の針刺しが評判になり、徐々に動物のぬいぐるみを作るように
なっていきました。
1893年には「フエルト・トイ・カンパニー」というおもちゃ製造の
専門の会社となりました。
1902年マルガレーテの甥のリヒャルテ(デザインを担当していた)が
開発したクマは、本物に見えるように、ふかふかの上等のモヘア生地を
使い、手足と首が自由に動くという、当時としては画期的な物でした。
(奇しくも「テディのベア」のエピソードと同年です)
このベアは、次の年の1903年2月、これまた甥の一人パウル
(開発販売を担当していた)がニューヨークで売り出しました。
このときは全く売れなかったのでした。
そして翌3月、ドイツのライプチヒ・トイ・フェア(見本市)に出品しました。
やはり評判がよくありません。
「値段が高い」「デザインがいまいち」「リアルすぎてかわいくない」
などと酷評ばかり。
すっかり失敗してしまったと思っていたところ、
見本市最終日にやってきたアメリカ人の卸業者ハーマン・バーグ氏が
このベアをとても気に入り、「ヨーロッパでは不評かもしれないが、
アメリカの子どもたちにはきっと気に入ってもらえる」と、
3000体も大量発注して帰ったということです。
このようにしてアメリカでテディベアとして売り出し、大ヒットしたのです。
1907年には年間97万4000体という驚くべき生産量を誇りました。
シュタイフ社のテディベアが原型となり、その後多くのメーカーが
こぞって模倣したのも事実です。
<テディベア・ママ〜マルガレーテ・シュタイフ>
テディベアの生みの母と呼ばれるマルガレーテ・シュタイフは、
1847年に生まれました。
一歳半のときに高熱を出したことが原因となり、右手と両足が
まひしてしまったのです。
両親は娘のためにさまざまな治療を施しましたが、
効果は得られませんでした。
しかしマルガレーテはハンディキャップをのりこえ、
洋裁学校に通い、 右手がきかない不自由さは
ミシンを逆さにして使うことにより
克服したのでした。
そして,家族や周囲の人々の
さまざまな援助を得てシュタイフ社を
創立したのです。
「子どもたちのためにこそ
最高のものを」というマルガレーテの
哲学は世間に感動を与え、
数多くのぬいぐるみを誕生させました。
1909年、マルガレーテは61歳 でこの世を去りました。
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