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ハンドメイド〜トールペインティング
トールペインテイングのトール(Tole)とは、フランス語の金属の
薄い板ティン(Tin ブリキ)を表わす言葉です。
最初はブリキの板に簡単な絵を描いていたのが、18世紀の中頃から
室内装飾の方法として取り入れられ、王室の壁画に施されてきました。
これがトールペインティングの始まりです。
その後、木、陶器、ガラス、布、キャンバスなど、あらゆる素材に
描かれるようになりました。
やがてヨーロッパからアメリカに移民した人たちがアメリカの生活に
密着したトールペインティングを広げていきました。
トールペインティングにはその技法や発祥の地により
様々なものがあり、特徴もそれぞれにあります。
もし、これからトールペインティングをしようと考えているのなら、
自分の感性にあった技法を見つけることが大切かもしれません。
作品をつくるための材料や道具がスタイルによって多少違ってきますし、
どうせ作るのであれば好みの物を作りたいですね。
それぞれの出来上がりの作品をよく見比べてみるとよいでしょう。
《トールペインティングの種類と特徴》
<アッセンデルフト>・・・オランダ
花の国オランダらしく花のモチーフがとても多く華やかなのが特徴です。
古くはオランダ貴族が宗教画のまわりに絵を描かせる事が
多かったようです。
その後、一般庶民が寒い冬の間に家具をリフォームするという形で
普及したものです。
現在では、この技術を伝える人がオランダに数少なくなり、
貴重な物になっています。
<ヒンデローペン>・・・オランダ
アッセンデルフトの華やかさに比べ、こちらは落ち着いた色調です。
17世紀から18世紀にかけて、
北欧諸国との木材取引で潤ったこの町で、独自に発達した技法です。
オランダ後期ルネッサンス様式とバロック様式が基調にあり、
葡萄のつるや大理石の絵柄が多いのが特徴です。
<パンチュール・ペイザンヌ>・・・スイス
フランス語である
「パンチュール・ペイザンヌ」は
農民の絵を意味します。
16〜17世紀、ヨーロッパの貴族や
上流社会の人々の間で、
家や家具をペイントや彫刻でデコレーションすることが流行りました。
長い冬の間、農民たちは古くなった家具にペイントをして
リフォームを楽しんだり、簡素な家具を作っては
装飾絵付師にペイントを頼み、
高価で手の込んだ貴族文化を手軽に自由に真似て生活の中に
取り入れていきました。
その特徴としては、花や鳥、動物といったモチーフが多く、
素朴で落ち着いた色合いが人気です。
<ジョストボ>・・・ロシア
17世紀に中国からヨーロッパへ伝わった
漆塗りが始まりといわれています。
ロシアの伝統的な工芸絵付けとして、国が称号を与えていました。
濃い色の下地に花・鳥・蝶といったモチーフが登場し、
鮮明なハイライトでより鮮やかに描かれ、
とても幻想的な作品に仕上がります。
<ローズマリング>・・・ノルウェー
17〜18世紀頃、農家の人々によって、ルネサンス様式を受け継いだ
北欧の装飾絵付けから始まりました。
協会の壁や天井や扉には、家族の名前や生まれた出来事などを描き、
家具やジョッキには、民話や神話が画題となる事が多いようです。
バラの花やつるの巻いた模様のモチーフが
ほとんど様式化されています。
<アメリカン・デコラティブ>・・・アメリカ
ヨーロッパの伝統的な技法がアメリカで広まるにつれ、
親しみやすいものになりました。
まさに自由奔放で軽いタッチが特徴です。
初心者がスタートしやすい自由な筆使いで、
作品は可愛らしく仕上がります。
〜アドバイス〜
道具をそろえる際のアドバイスとしては、
最初からすべて揃える必要はなく、まず身近にあるものを使いましょう。
パレットの代わりに王冠や牛乳パックがいいでしょう。
筆洗いはジャムの空き瓶でじゅうぶんです。
図案を写すのに使うスタイラスペンは
先の壊れたボールペンでもいいでしょう。
お金をかけずに楽しむのが長く続けられるコツかもしれません。
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